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「あぶくま山のワークショップ  第1回 日本ミツバチの巣箱づくり」を開催しました

 

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「あぶくま山のワークショップ 第1回 日本ミツバチの巣箱づくり」

 あぶくま山の暮らし研究所(Abukuma Sustainable Life Institute)は、森林の樹木や生きものが作り出す林産物を利用して豊かな山の暮らしが続けられるようにと願っています。日本で蜜蜂の蜜を利用し始めたのは奈良時代よりも前にまで遡れるようです。都路でも古来から続く日本蜜蜂を育てる人々がいます。自分たちで巣箱を作って、蜜蜂を育ててみませんか。

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 2022年10月15日(土)11時から、ふくしま中央森林組合都路事業所旧オガ工場にて、「あぶくま山のワークショップ  第1回 日本ミツバチの巣箱づくり」を開催し、県内外から約50名の方々にご参加いただきました。
 自然、生物、そして命と向き合って生きてきた猪俣さんから発せられる言葉は、心に沁みるものがあり、自分たちの暮らしや生き方を改めて考えさせられる機会となりました。その後、皆で協力し合いながら日本ミツバチの巣箱をつくり、和気あいあいと楽しむことができました。
 今回作った日本ミツバチの巣箱は、来年3月の山づくりイベントで設置します。ぜひ、また遊びに来てください!

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【スケジュール】

<午前の部>
10:30-        開場
11:00-12:10(70分) 安孫子亘監督作品「春よこい」(ミルフィルム)映画上映

ー休憩(50分)※昼食は各自持参―

<午後の部>
13:00-13:10(10分) 開会・挨拶/青木一典(あぶくま山の暮らし研究所 代表)
13:10-14:00(50分) 講演/猪俣昭夫さん(奥会津最後のマタギ)
14:00-14:10(10分) 日本ミツバチ巣箱づくりの説明/柳田哲(あぶくま山の暮らし研究所 会員)
14:10-14:50(40分) 日本ミツバチ巣箱づくりワークショップ
14:50-15:25(35分) 猪俣さんを囲んでの交流会・意見交換会
15:25-15:30(5分)  閉会・挨拶/久保優司(あぶくま山の暮らし研究所 副代表)

※本事業は、立正佼成会一食平和基金の助成を受けて実施しています。

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安孫子亘監督作品「春よこい」(ミルフィルム)映画概要】

 福島県の奥会津、金山(かねやま)町に暮らすマタギを描いた作品。2011年、東日本大震災・福島第一原発事故の放射能は130km離れた金山町の山奥にも降り注いだ。野生動物をはじめ、町の観光資源でもあるヒメマスも汚染された。
 金山のマタギは、熊を撃つことだけが目的ではない。その刻々と変化する自然環境を診る役目もしている。山の神を崇拝し、山のおきてに従い獣を追う。自然とは何か。いま、放射能が山から人を遠ざけてしまった。奥山が荒れていく。
 人と自然が共に暮らすための術をマタギの猪俣昭夫は教えてくれた。福島原発の事故以来、世界中が自然との共生へ歩み始めたと一瞬感じたのだが。

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奥会津最後のマタギ・猪俣昭夫さん講師紹介】

1950年生まれ。福島県大沼郡金山町に住む奥会津最後のマタギ。猟の基本を鉄砲撃ちだった父親とマタギから学び、70歳を超える今も猟期はクマ猟やシカ猟で雪山を歩き回り、春~秋には養蜂やヒメマスの養殖などを行なう。自然と共生するマタギの精神を広く伝えること、後世に残すことが自分の使命だと考えている。(滝田誠一郎「奥会津最後のマタギ:自然との共生を目指す山の番人(小学館, 2021)」の紹介文より)

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