活動報告
田村市都路町頭ノ巣地区の女性陣と福島大学・藤原遥ゼミの学生が意見交換しました
11月13日(日)、福島大学経済経営学類・藤原遥ゼミの学生が、田村市都路町頭ノ巣地区の女性陣と交流しました。藤原ゼミの学生は、2019年から継続して都路を中心にフィールドワークをしています。今回は2年生~4年生が集まり、頭ノ巣地区の女性陣と集落について意見交換しました。参加した地元の方からは「楽しい時間を過ごすことができ、若いエネルギーをもらった」との声が聞かれました。今後も連携して、集落支援に取り組んでいければと思います。
活動報告
第25回ASLI会議を行いました
昨日の「あぶくま山のワークショップ 第1回 日本ミツバチの巣箱づくり」のあと小一時間、そして一夜明けての本日午前中、第25回ASLI会議(前あぶくまkizuki会議準備会合)を行いました。ワークショップを振り返りつつ、今後の活動等々について忌憚のない意見を出し合いました。
現在、当研究所は、NPO法人の設立に向けた準備を進めているところです。これまで以上に、放射能汚染の課題に向き合いつつ、150年先を見据え、阿武隈地域の暮らしに根ざした取り組みをしていけるよう、メンバー一同、力を合わせて頑張っていきたいと思います。
来年1月には、第2回のワークショップ(原木シイタケ植菌体験)、3月には、第3回の山づくりイベント(植林、日本ミツバチ巣箱設置)を予定しています。ぜひ、楽しみにしていただればと思います!
活動報告 イベント
「あぶくま山のワークショップ 第1回 日本ミツバチの巣箱づくり」を開催しました
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「あぶくま山のワークショップ 第1回 日本ミツバチの巣箱づくり」
あぶくま山の暮らし研究所(Abukuma Sustainable Life Institute)は、森林の樹木や生きものが作り出す林産物を利用して豊かな山の暮らしが続けられるようにと願っています。日本で蜜蜂の蜜を利用し始めたのは奈良時代よりも前にまで遡れるようです。都路でも古来から続く日本蜜蜂を育てる人々がいます。自分たちで巣箱を作って、蜜蜂を育ててみませんか。
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2022年10月15日(土)11時から、ふくしま中央森林組合都路事業所旧オガ工場にて、「あぶくま山のワークショップ 第1回 日本ミツバチの巣箱づくり」を開催し、県内外から約50名の方々にご参加いただきました。
自然、生物、そして命と向き合って生きてきた猪俣さんから発せられる言葉は、心に沁みるものがあり、自分たちの暮らしや生き方を改めて考えさせられる機会となりました。その後、皆で協力し合いながら日本ミツバチの巣箱をつくり、和気あいあいと楽しむことができました。
今回作った日本ミツバチの巣箱は、来年3月の山づくりイベントで設置します。ぜひ、また遊びに来てください!
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【スケジュール】
<午前の部>
10:30- 開場
11:00-12:10(70分) 安孫子亘監督作品「春よこい」(ミルフィルム)映画上映
ー休憩(50分)※昼食は各自持参―
<午後の部>
13:00-13:10(10分) 開会・挨拶/青木一典(あぶくま山の暮らし研究所 代表)
13:10-14:00(50分) 講演/猪俣昭夫さん(奥会津最後のマタギ)
14:00-14:10(10分) 日本ミツバチ巣箱づくりの説明/柳田哲(あぶくま山の暮らし研究所 会員)
14:10-14:50(40分) 日本ミツバチ巣箱づくりワークショップ
14:50-15:25(35分) 猪俣さんを囲んでの交流会・意見交換会
15:25-15:30(5分) 閉会・挨拶/久保優司(あぶくま山の暮らし研究所 副代表)
※本事業は、立正佼成会一食平和基金の助成を受けて実施しています。
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【安孫子亘監督作品「春よこい」(ミルフィルム)映画概要】
福島県の奥会津、金山(かねやま)町に暮らすマタギを描いた作品。2011年、東日本大震災・福島第一原発事故の放射能は130km離れた金山町の山奥にも降り注いだ。野生動物をはじめ、町の観光資源でもあるヒメマスも汚染された。
金山のマタギは、熊を撃つことだけが目的ではない。その刻々と変化する自然環境を診る役目もしている。山の神を崇拝し、山のおきてに従い獣を追う。自然とは何か。いま、放射能が山から人を遠ざけてしまった。奥山が荒れていく。
人と自然が共に暮らすための術をマタギの猪俣昭夫は教えてくれた。福島原発の事故以来、世界中が自然との共生へ歩み始めたと一瞬感じたのだが。
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【奥会津最後のマタギ・猪俣昭夫さん講師紹介】
1950年生まれ。福島県大沼郡金山町に住む奥会津最後のマタギ。猟の基本を鉄砲撃ちだった父親とマタギから学び、70歳を超える今も猟期はクマ猟やシカ猟で雪山を歩き回り、春~秋には養蜂やヒメマスの養殖などを行なう。自然と共生するマタギの精神を広く伝えること、後世に残すことが自分の使命だと考えている。(滝田誠一郎「奥会津最後のマタギ:自然との共生を目指す山の番人(小学館, 2021)」の紹介文より)
活動報告
第24回ASLI会議を行いました
今日は午後から夜にかけて、第24回ASLI会議(前あぶくまkizuki会議準備会合)を行いました。10月15日(土)に開催する旧オガ工場でのワークショップについてや、地域おこし協力隊・集落支援員について、NPO法人の設立認証の申請について等々、協議しました。
10月のワークショップでは、日本ミツバチの巣箱をつくります。それに伴って、奥会津最後のマタギとして有名な猪俣昭夫さんに講演をお願いし、また、猪俣さんを撮影したドキュメンタリー映画「春よこい」も上映する予定です。後日改めて、告知したいと思います!
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第23回ASLI会議と「里山の風」のヒアリング調査を行いました
今日は、午前中に、田村市都路町にある「里山の風」を訪問し、矢野敦子さんからお話を伺いました。入口の看板には、次のように記されています。
「里山の風」
2008年、当地へ移住。鍬一つで山林を開拓し散策路を作り、趣味の花木を植え始めました。
2011年早春。内側の散策路の完成直後、東日本大震災が発生。避難し、3年後に戻れましたが苗木は朽ち果て、庭を楽しむ夢は潰えんばかりでした。
でも、挫けずに老いの力を奮い起こし少しずつ復興してきました。この間、多くの皆さんの助けを受けご覧の状態にまでできました。理想には遠いのですが、散策を楽しんで頂ければ幸いです。ご協力をいただいた皆様に感謝申し上げます。園主
様々な人たちの協力によって整備された「里山の風」の散策路は、生き生きとした自然を感じられる素敵な場所でした。今後も矢野さんとの交流を深め、「里山の風」を活かした取り組みを一緒に考えていきたいと思います。
午後からは、第23回ASLI会議(前あぶくまkizuki会議準備会合)を行いました。今年度は、山づくりイベント以外に、旧オガ工場でのワークショップを2回開催します。10月と翌年1月を予定しており、10月は15日(土)に開催することが決まりました。
また、当団体は2020年から任意団体として活動を続けて参りましたが、何度も協議を重ねた結果、今後、NPO法人の設立に向けて準備を進めることになりました。あぶくま地域のために、益々充実した活動を展開していけるよう、しっかりとした体制を構築していきたいと思います。
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福島大学 経済経営学類・藤原遥ゼミで話をしました
8月21日(日)、当研究所の代表・青木一典が、福島大学経済経営学類・藤原遥ゼミの学生さんたちに、田村市都路町頭の巣地区の現状や団体の活動内容についてお話させていただきました。藤原ゼミの学生さんたちは、2019年から都路を中心にフィールドワークをしてくださっています。新2年生も加わり、今後の活動がまた賑やかになりそうです。引き続き連携して、集落支援に取り組んでいければと思います。
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第1回ASLI主催視察会(南会津)を開催しました
団体設立初年度から新型コロナウイルス感染症が流行し、視察会を断念せざるを得ない状況が続きましたが、ようやく第1回の視察会を開催することができました。今回は、福島県の南会津町へ行ってきました。
午前中は、株式会社オグラの「きこりの店」にお邪魔しました。代表取締役の小椋敏光さんから、「きこりの店」の変遷や理念、事業内容や取り組み、そして、広葉樹の資源の魅力や価値、可能性について幅広く学ばせていただきました。また、株式会社オグラの社有林の育林作業を行っているボランティアグループ「きこりの森の会」の活動についてもお話を伺うことができました。
午後は、みなみあいづ森と木の情報・活動ステーション「きとね」に移動し、NPO法人森林野会(もりのかい)理事長の星義道さん、副理事長の野田雅之さんとお会いしました。団体概要や、「じね~んの森」「高野癒しの里プロジェクト」などの活動内容、「高野もりネット協議会」についてお話を伺いました。
その後、合同会社SCOP代表の松澤瞬さんから、「NPO法人みなみあいづ森林ネットワーク」についてご説明いただきました。当団体の今後の活動に向けて非常に参考になる、地域サプライチェーンの構築などについてお話を伺うことができました。
今回の視察会でお会いした皆さんの取り組みはもとより、熱い思いや実践力にも驚かされ、大変勇気づけられました。次回の会議で今回の学びを振り返り、議論して、今後の活動に活かしていきたいと思います。
活動報告
第22回ASLI会議と第1回あぶくまkizuki会議(合子地区)・第3回あぶくまkizuki会議(頭の巣地区)を行いました
今日は、午前中に、田村市都路町合子地区の方々と、第1回あぶくまkizuki会議を開催しました。合子地区は、山林引戻し運動を行った歴史があります。そうした先人の苦労や思いを含めて、次の世代にどのような山を渡していくのか、様々な可能性を検討しました。今後も、少しずつ協議を重ねていきたいと思います。
午後からは、田村市都路町頭の巣地区の現地調査を行いました。頭の巣地区の住民組織「ひと葉の風」が中心となって、福島大学の藤原ゼミと連携し、使われていない山や休耕田を少しずつ手入れしていく予定です。地域の人たちの手によって、どんな景色が創り上げられていくのか、楽しみです。当研究所も、継続してサポートしていければと思います。
現地調査後は、第22回ASLI会議(前あぶくまkizuki会議準備会合)を行いました。今回、新しいメンバーも加わり、13人で活動することになりました。今年度の活動計画や、団体の運営体制について協議しました。今年度は、植林イベントの他に、原木シイタケの技術継承のための植菌体験ワークショップ等も開催する予定です。益々充実した活動を展開していけるよう、努めたいと思います。
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第23回東和公民館まつり「里山の魅力を語る懇談会~本当の豊かさとは~」で事例発表しました
6月18日(土)に、福島県二本松市にある東和公民館にて、第23回東和公民館まつり「里山の魅力を語る懇談会~本当の豊かさとは~」が開催されました。東和海外研修友の会の皆さんにお声がけいただき、当研究所の代表・青木一典が、事例発表させていただきました。
茨城大学名誉教授・中島紀一先生の「里山の魅力とは」の講演から改めて学びを得るとともに、60名以上の参加者の皆さんと活発な意見交換を行うことができました。
大変貴重な機会を頂戴し、ありがとうございました。
活動報告
第21回ASLI会議と第2回あぶくまkizuki会議(頭の巣地区)を行いました
今日は、午前中に、第21回ASLI会議(前あぶくまkizuki会議準備会合)を行いました。3月19日(土)に開催した第2回山づくりイベント以来、メンバーが集まるのは久しぶりでした。お互いの近況報告をしつつ、今後の活動について意見交換しました。
午後からは、田村市都路町頭の巣地区の方々と、第2回あぶくまkizuki会議を開催しました。新型コロナウイルス感染症の影響で延期が続いていましたが、ようやく活動再開です。今回は、「中山間地域等直接支払事業実施区域位置図」を使用し、現在の土地利用状況を確認しました。次回は、頭の巣地区の山に現地調査に入る予定です。